北海道ツーリング2018 7.27~8.7 その③
旅の5日目です。美幌峠にやって来ました。ここからは屈斜路湖が綺麗に望めます。朝早く来ればこのように雲海が広がっていました。
見渡す限りの雲海です・・。湖面は見えません。
こうして離れた位置からでも湖面は全く見えないのです・・。
国道243号線を走る車もほとんど無い早朝です。
展望台にも人気がありません・・。まだ7時少し回った時間です。
しばらく立てば・・・だんだん雲が薄れて行き・・・和琴半島が見えて来ました。
うっとりするような不思議な世界が広がっていました・・。(^_^)
湖面がわずかに顔を覗かせています。でも、はっきり水面とはわからない神秘さです。
屈斜路湖の雲海は初めて見ました・・。感激でした・・(^_^)
美幌峠から美幌国道側を見て見ました。同じ243号でも峠まではパイロット国道、向こう側は美幌国道と呼ばれています。
もうはっきり水面が見えだして、雲海が薄くなって来ましたのでパイロット国道を戻ります。摩周湖に向かいます。
きっ・・来たぁ~~~神秘の湖、摩周湖です。こんな晴れた姿は2回目ですよ・・。
普段の行いがいいですからねぇ・・・、ギャハハ・・・。(^_^)
この光景・・・美しすぎ~~~~~ですよ。昔、初めて来たのが21歳でした。全く変わっていません・・・。
もう8時を回ればライダー諸氏もどんどんやって来られて・・・。駐車は200円です。タダでは停めさせてくれません・・。
もう少し露出を落としたらよかったのですが・・・。フォトショップで直さないでこのまま掲載しました。少しアンダー気味にしたら、すごく綺麗ですよ・・。
この道は去年も走った道です・・・。昨年は大雨に降られて走りました。何処へ行くのか・・・って、再びオンネトーです(^_^)。オンネトは若い頃から大好きなんですこのよ・・。
この左手が雌阿寒岳1499メートル、右手が阿寒富士(雄阿寒)1476メートルです。この湖面は天候で水の色が変わります。昨年の雨の日はくすんでいましたが、今日はエメラルドルグリーンでした・・。
雌阿寒だけでも絵になりますが・・・、
やはり雌雄揃って初めてオンネトーの持ち味が出るのですよねぇ・・(^_^)。
この建物はトイレです。去年は寒さに震えながらでしたが、晴れた日は穏やかに入れました・・(^_^)。トイレから出て来ればバイクの回りにアブ・アブ・アブ・・・。アブの大発生でした。水が綺麗なところにしか住めないですからねぇ・・アブは・・。
まさに、アブの生態はアブノーマルですよ・・・。(^_^)
さらに奥へと進んでみました。林が薄暗くなり、オンネトーから螺湾川へ細い流れが・・流れ出すところまで今年は遠征です。
螺湾川へはこのように穏やかに流れていました・・。
奥にはオンネトー食堂がありましたが、閉鎖されていました・・。ここまで誰も来ないようです。会う人も無く・・・でしたよ。
端の方も綺麗な、明るいエメラルドブルーです。
再び国道241号に戻り、足寄を目指します。この国道で思わぬ事故を目撃してしまいました。キツイ左カーブになっているところで、カーブを外に振られたトレールが山裾の土手を走り、土手に真反対になってのめり込んでいました・・。ワタシが見たときには現場検証が・・・。おびただしい血を見て血の気が引きましたねぇ・・。(/_;)ライダーさん大丈夫だったのだろうか・・・と心配になりましたよ。
足寄駅です・・。えぇぇ~~足寄は廃線ですよ・・。なのに現在も「駅」を名乗っています。平成18年・・・2年前に「ふるさと銀河鉄道」が廃線になりこの駅だけが残されました。現在は「道の駅あしょろ銀河ホール21」として使われています・・。松山千春の故郷ですよねぇ・・。
足寄の町の中です・・。去年は、もっとうらぶれた町の中を走った記憶が・・・。雨の日でした・・。道が違うのですよねぇ・・きっと。
足寄を抜ければ、再びこんな道が続きます。池田に向けて走っています。
池田は農村地帯です。見渡す限り・・農地が広がっていました。
やって来ましたのは十勝ワインの工場です・・。昔、ワタシが若い時には十勝ワインは希少なワインで、本州には売っていませんでしたから手に入れて大事に持って帰りました。有り難く頂くワインでした・・。でも、今は何処にでも売っています。本州の名だたるデパートにもおいています。工場に来るのは初めてです・・。(^_^)
入り口を望んでいます・・。これから販売の店内に入ります。
たけぇ(高い)でしょ・・・。十勝ワインの賢い買い方をお話します・・。工場や専門店で買ってはいけません・・。イオンとかスーパーで買うのですよ・・。観光用のラベルとは別に「北海道民用」の道内でしか買えない安いモノが手に入りますからねぇ・・。ウチの冷蔵庫で冷えているものはまさしくこれ!なんです・・・。(^_^)
瓶の鋳型です・・。
コルクの成形前の、粒の状態です・・。
コルク抜きコレクション・・・(^_^)
こちらの入り口からは地下へ入っていけます・・。
古い瓶が埃を被り展示されていました・・。時代を感じますよねぇ・・。
「あの頃オレは若かった・・・。」ですよ~~(/_;)。
池田駅です。こんなに近い距離です・・。池田の町も見渡せます。
ワタシのバイクがコーンの横に停まっています・・・。
工場の敷地の中です・・。
ワイン城から後は羊の・・・ん~~名前を忘れてしまいました・・・羊の牧場です。マトンがたくさん飼われていました。ワタシはジンギスカンが嫌いなのですよ・・。(>_<)
おいらマトン(肉の呼び名)ちゃうで・・・羊やぁ~~、おっさん・・・・(>_<)。と羊が怒っていそうです・・。
敷地はとても広いです・・・。
風と羊の丘でしたよ・・・(^_^)。まきばの丘まで1キロと出ていましたからバイクで上がっていけば・・・・。
このような道をどんどん進んで、1キロ・・・2キロ・・・途中でマムシを見つけて「わぁ・・、生きとるがな・・・(^_^)。」と通り過ぎて、7キロ走ってもまきばの家展望台はわからず・・・山をひとつ越えて細い道に出てしまいました・・。それをあちこち迷いつつ走れば、池田に入る随分手前に出てしまいました・・。まさに振り出しに戻るでしたよ・・・。(>_<)
5泊目は池田コタンユースホステルでした・・・。
ワタシが泊めて頂いたコタンユースの和室です。この日はワタシ一人きりの宿泊者でした・・。
随分広い敷地です・・・。窓から見ています。
とてもアットホームなユースでした。何よりも宮田ペアレントさんの心遣いとおもてなしが最高でした。ぜひ、また泊めて頂きたいユースです。ペアレントさんは大阪府立大学・工学部のご出身なんですよ・・。(^_^)ワタシがいつも一緒に遊んでいる悪タレも府大の出身・・・、とても親しみがわきましたねぇ・・。(^_^)
出発の日、8月2日7時15分にお見送りをして下さいました・・。有り難うございました。
お体に気をつけてお過ごし下さい・・。奥様ともどもいつまでもお元気で・・。(^_^)
とても心がほのぼのとする方でした・・・。(^_^)ワタシの旅の思い出に残った方でした・・。
8月2日・・・快晴です。十勝川を渡ります・・今日は帯広に寄らずにミーハーをやろうと思っています。(^_^)
こうしてみれば大きな橋ですよねぇ・・・。
そして・・やって来たのが此処です。(^_^) 愛国駅・・。愛の国から幸福へ・・・と、ワタシの若い頃に流行りましたよ。切符は30円でした・・・。
切符は硬券・・・30円だったんですよ・・・。昭和50年です。
広尾線はとても楽しかったです・・・。これで旅した頃が懐かしいです・・。
この鉄路はワタシの事を覚えていてくれてるかな~~ですよ(^_^)。
「そんなん知らん・・・。」と言われそうですねぇ(>_<)。
帯広駅は高架ではなかった時代。田園の中を走り、広尾線から手を振って見送ってくれる帯広ユースのヘルパーさん達が懐かしいです・・。冬と夏と帯広には泊まりましたからねぇ・・。
去年の夏にも帯広には寄りましたよ・・。(^_^)
駅の跡では子供達がラジオ体操をしていました・・。ラジオから♪体操第一~~がかかっていました。
次にやって来たのが幸福駅です。見て見て・・・このおびただしい切符。しかもデカ切符ですよ・・・。
この売店でデカ切符を売っています。ワタシ・・・この売店で何かを買ったのですが、何を買ったのか何処に入れたのか・・・記憶が飛んでいます(>_<)。
まさに走っていたのはこの列車です・・・。(^_^)
懐かしいなぁ・・・。でも、今は誰も居らず・・・(>_<)。あの日の賑やかさが無く、静まりかえった車内は寂しげです。
当時の写真をアルバムに貼っていますが、車内も駅も人・人・人で溢れていました・・。
昔の広尾線とは異なりますが、国道236号線を様似に向かいます。
で、やって来た様似で・・・・(^_^)。
これ・・・何かと言えば1億円のトイレなんですよ・・。特に用も無く入りませんでした・・。このトイレの前で職務質問を受け・・・イエイエ(^_^)、道警さんに「ワタシがライダーさんに交通安全を呼びかけている所を撮らせて下さい。」と言われ、ヘルを被ったまま神妙な顔でカメラに収まりました・・。カメラマン役はトイレから出て来た車のドライバーさんです・・。(^_^)
「一応、注意をしているところを残すように言われていまして・・。」と道警さんは恐縮されていました。(^_^)
やらせですよねぇ・・・。(^_^)ワロタ・・・・ガハハ・・・。
海が広がっています・・。夏の海は優しいです・・。(^_^)
広尾を過ぎれば国道336号に入ります。海沿いの道です。
まだまだ襟裳岬は遠い距離です。
海からこんぶの匂いがします・・。えぇぇ~~~信じられない・・と思われますが、ホントです。海がこんぶの香りを醸し出しています。出汁が出ているんとちゃうか・・・(^_^)なんて想像してしまいました。
婆ちゃんがお孫ちゃんを連れてドライブです・・。(^_^)
潮の香りでは無く、ずっと海岸線は昆布の香りです・・・。ワタシも初めて知りましたよ・・昆布がにおう海なんだと・・・。
フンベの滝と遭難慰霊碑です・・。海で働くことは命がけなんですよねぇ。
庶野漁港で・・・。漁船を巻き上げています・・。オッカサンの仕事なんです。
このオッカサンは、まだ遠くにいる漁船を見つめています。
隧道の窓から、波にもまれながら昆布漁をする漁船が見えて、あ~~絵になる・・・と思いつつ停まれずに撮り損ねてしまいました。
岩場も、一面が昆布の香りに包まれています。
旧道と新道です・・。こんな新トンネルがたくさん出来ていました。
望洋台にやって来ました・・・。(^_^)
ここには黄金道路の碑が建っています。この道を作るのに莫大な費用がかかった事で黄金道路と呼ばれています。
そりゃ・・この切り立った険しい所に道を作るなんて至難の業でしたよねぇ・・・。
それが証拠に、黄金道路には9本のトンネルがあります・・。一番長い「えりも黄金トンネル」は4941メートルですよ。日本最長です・・。この日、外気温は28度。えりも黄金トンネル内に入れば18度でした・・・。一気に10度も気温が下がり、バイクで走れば体感気温は13度・・・。震える寒さでした・・。
トンネルを抜ければ百人浜です・・。道道34号に入っています。
やって来たのは襟裳岬です・・。観光客の姿もまばらでした。天気は最高、まさに願ったコンディションでした・・。(^_^)
岬を歩いて回ります・・・。
海が綺麗です・・。
遊歩道が整備されています・・・。
下には降りれないですよ・・・。
これぞまさしく襟裳岬ですよねぇ・・・。(^_^)
灯台が見えて・・・。
絵はがきになりそうです・・・。(^_^)
みさき荘・・・。営業中なんでしょうか?。
♪襟裳の夏はぁぁぁぁぁ、何も無い夏ですぅぅぅぅ。
岬の突端までは降りませんでした。先を急いでいるのです・・。この日は日高豊郷泊まりです・・。まだまだ走らなくてはなりません。
灯台の所まで出て来ました。
途中のバス停で・・・。何が書いてあるのかと思えば・・・。
どうも夏休みの学校が休みの間は運転時間が変わるような事が出ていました・・。新学期は8月17日からです・・・。
この道を更に走り続けます・・・(^_^)。
しかし、北海道・・・何処まで行っても広いです。自然は雄大です。それに人も少なくて都会の喧噪に慣れた身ではまさに異次元の世界です。
ワタシが北海道にハマル訳は、まさにこの自然の豊かさと、それに美しさに魅せられての事なんですよねぇ・・・。(^_^)
夏は思い切り優しい土地が、冬にはまた違う厳しい顔を見せてくれます。自然の織りなす、その時々の表情がまた同じ光景であっても違う光景に変わってしまうのですよ・・。その神秘さには目を見開かれますねぇ・・・。
旅を幾度と無く続けていても、やはりまだまだ足を運んだ事の無い土地が多いのも北海道の魅力です。
何度来ても、飽きることなくこの風景は旅する心を捉えて離さないですよ・・・。
24回目の北海道・・・、まだまだ旅は続きます。